1.3.2 carbohydrates炭水化物の生理作用

炭水化物 は生物にとって 大きく分けて3種類の働き を持つ。
・エネルギー源 
・形態構築の材料 
・分子的な「標識」 
 単糖であるグルコースは細胞の主なエネルギー源である。
(ただし、脂肪中間代謝物のケトン体も肝臓を除く脳・筋肉でエネルギー源となりうる)
 グルコースは植物ではデンプン、動物ではグリコーゲンとして、高分子として体内に蓄えられる。
 大量に取り過ぎると、糖尿病を誘発したり糖毒性で血管内皮細胞を動脈硬化させる一因となる。
植物の体はセルロースという多糖によって構成されている。
 セルロースはデンプンと同じグルコースの多量体であるが、結合様式が異なるため、化学的に極めて強靭な構造を持つ。
セルロースは細胞壁の主成分として活用されている。
 また、細胞の表層には、糖鎖と呼ばれる糖の多量体が結合している。
 これはタンパク質に対する受容体ほど強くは無いものの、生体内である種の「標識」としてはたらいている。